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  ニュース     2022/12/15 15:24

中国:新興EVメーカー販売苦戦、テスラや蔚来など目標未達か 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】新エネルギー自動車(NEV)メーカーの販売に陰りが見えてきた。前年同期比の高成長は持続しているものの、テスラ(TSLA/NASDAQ)を筆頭に、蔚来汽車(NIO/NYSE、9866/HK)、賽力斯集団(Seres:601127/SZ)、理想汽車(LI/NASDAQ、2015/HK) などは年間目標に対する進ちょくが遅延している。21世紀経済報道などが15日付で伝えた。
 テスラが上海臨港に擁する中国現地工場では、今年1〜11月にかけた納車実績が65万台超で推移している。世界全体の約5割を占める水準だ。全世界の納車は1〜9月累計で90万8000台を数えている。ただ、当初に定めた22年世界販売目標の150万台は、達成の可能性が低いとの見方が広がっているのが現況だ。
 さらにテスラの上海臨港工場をめぐっては、主力モデルの減産観測も流れている。12月25日から2023年1月1日まで生産を停止し、12月の「Model Y」生産台数を前月比で20%以上削減する――などと報じられた。
 22年の販売目標を15万台に定めた蔚来汽車も苦戦。1〜11月にかけた年初来累計の販売は10万6000台(年間目標進ちょく率71%)にとどまっている。22年目標20万台を掲げた賽力斯も振るわない。11カ月の販売は11万8000台(年間目標進ちょく率59%)に過ぎないのが現状だ。同じく22年目標20万台の理想汽車も低迷が目立つ。11カ月の販売実績は11万2000台(年間目標進ちょく率56%)に停滞した。


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