【亜州ビジネス編集部】中国各地で電力消費量の最多を更新している。中国4大都市の一角を占める深セン市では5月30日、17時8分に電量消費のピーク値が節目の2000万kWを上回った。5月の過去最高を記録し、前年同期比17.7％増の2054万3200kWにまで拡大している。南方電網・深セン市供電局の報告した内容として、南方都市報などが伝えた。
　2022年に2000万kWまで達した時期（7月15日）に比べ、今年は45日も早く大台超えを迎えている。深セン市供電局は市民らに対し、家電などの電力消費を抑えるよう呼びかけた。エアコンの温度設定を合理的水準にとどめるよう求めている。
　深セン市の電力ピーク値に関し、当局は最大2320万kWまで膨らむと予想。前年比で8.3％高まるとの見方を示した。


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