ニュース 2023/06/02 13:03
中国:気温急上昇で電力需給ひっ迫、深セン市の一部で停電
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】経済活動の回復と気温の急上昇を受けて、局地的な電力需給のひっ迫がみられている。深セン市では5月30日の夜間以降、狭いエリアながらも停電が各地で発生した。宝安区や竜崗区、竜華区、光明区などの一部で報告されている。毎日経済新聞が6月2日付で伝えた。
停電は30日と31日に発生したという。あるエリアの住民は、一晩で4回も停電したなどと訴えた。電量消費のピーク値は、両日ともに節目の2000万kWを超えるほどに膨らんでいる。30日の日中最高気温は40.2℃を記録した。停電の影響が及んだ電力ユーザーは1748件(深セン市電力ユーザー全体の0.00047%)とされる。
深セン市では5月30日の夕方、17時8分に電量消費のピーク値が節目の2000万kWを上回った。5月の過去最高を記録し、前年同期比17.7%増の2054万3200kWにまで拡大している。2022年に2000万kWまで達した時期(7月15日)に比べ、今年は45日も早く大台を超えた。さらに31日のピーク値は2101万kW(前日比↑2.2%)まで激増している。
危機的な水準まで気温が上昇するなか、もはやエアコンは「ライフライン」の一部といえる存在だ。停電に見舞われた世帯の中には、涼を求めてエリアを移動する様子もみられた。一部のホテルは、予約で埋まったという。
深セン市の電力ピーク値に関し、当局は最大2320万kWまで膨らむと予想。前年比で8.3%高まるとの見方を示している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
停電は30日と31日に発生したという。あるエリアの住民は、一晩で4回も停電したなどと訴えた。電量消費のピーク値は、両日ともに節目の2000万kWを超えるほどに膨らんでいる。30日の日中最高気温は40.2℃を記録した。停電の影響が及んだ電力ユーザーは1748件(深セン市電力ユーザー全体の0.00047%)とされる。
深セン市では5月30日の夕方、17時8分に電量消費のピーク値が節目の2000万kWを上回った。5月の過去最高を記録し、前年同期比17.7%増の2054万3200kWにまで拡大している。2022年に2000万kWまで達した時期(7月15日)に比べ、今年は45日も早く大台を超えた。さらに31日のピーク値は2101万kW(前日比↑2.2%)まで激増している。
危機的な水準まで気温が上昇するなか、もはやエアコンは「ライフライン」の一部といえる存在だ。停電に見舞われた世帯の中には、涼を求めてエリアを移動する様子もみられた。一部のホテルは、予約で埋まったという。
深セン市の電力ピーク値に関し、当局は最大2320万kWまで膨らむと予想。前年比で8.3%高まるとの見方を示している。
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