中国でライブコマース（ライブ動画配信によるインターネット通販）司会者の収入が急減している。かつては人気司会者が紹介する商品が大売れし、注目を集めることも多かったが、司会者が増えて競争が激化。加えてライブコマース市場全体も飽和してきたことから、報酬相場が著しく低下した形だ。成都商報が25日付で伝えた。
　関係者によると、かつて、国内ライブコマース業界では年収が1000万〜2000万人民元（約2億〜4億円）の人気司会者が多数存在したという。ところが現在では相場が100万〜200万人民元まで下落している。
　こうした司会者はもともと、フリーランスとしてメーカーなどと契約し、出演料のほかに専属手当ても受け取っていた。ただ最近ではメーカーの社員が司会をすることが増え、フリーランスの需要が減少。廃業する司会者も目立ち始めた。


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