中国でキャンプ市場の規模が拡大を続けている。テントや関連施設など直接的なキャンプ関連製品の市場規模は2022年に1134億人民元が見込まれ、周辺産業を加えると5816億人民元（約11兆3000億円）に膨らむ見通しだ。証券時報が15日付で伝えた。

　旅行サイト中国大手の携程集団（トリップドットコム・グループ：9961/HK）によると、広東省深セン市では今年1〜11月にキャンプ旅行の予約数が前年同期比で約75倍に増加している。男女比は女性が66％、男性が34％。親子連れが51％を占め、30〜40歳代が53％、20〜30歳代が12％となっている。

　こうしたアウトドア人気はキャンプだけでなく、「キャンプ＋」という形で、周辺産業にも波及している。都会のおしゃれな若者たちが自然に親しみながら、観光やスポーツなどをプラスして、余暇を有意義に過ごすというものだ。具体的には、「キャンプ＋フィッシング」「キャンプ＋ヨガ」「ビーチキャンプ＋焚き火」などが新たに人気を集めているという。


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