【亜州ビジネス編集部】中国でスポーツ多目的車（SUV）製品の販売が盛り返している。今年5月のSUV販売は、中国国内で前年同期比33.8％増の概算79万6000台に達した。1〜5月の年初来累計でも5.1％増とプラス成長に浮上している。中国経済網が20日に伝えた。

　売れ筋のSUVは、比亜迪(BYD：1211/HK)の「宋シリーズ」（宋PRO+宋PLUS）、テスラの「Model Y」、BYDの「元PLUS」など。宋とModel Yは月間販売が3万台を超えた。それぞれの販売実績は、宋が前年同期比11.27％増の3万5580台、Model Yが428.58％増の3万1054台、元PLUSが126.71％増の2万6072台に伸びている。

　SUV月間販売4位の長安汽車「CS75」は66.04％増の2万1701台、5位の広汽埃安「Aion Y」は132.91％増の1万9306台に上った。販売トップ5モデルのうち新エネルギーSUVは4モデルを占めている。

　6〜10位は、ホンダ「CR-V」が40.56％増の1万7338台、長城汽車哈弗「H6」が10.18％減の1万4793台、トヨタ「鋒蘭達（Front Lander）」が120.13％増の1万4509台、トヨタ「RAV4」が6.62％増の1万3207台、フォルクスワーゲン「途観L（Tiguan L）」が81.62％増の1万2895台と続いた。



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