【亜州ビジネス編集部】中国の大学生が就職活動のため、有料のコンサルティングを申し込むケースが増えている。コンサルタントは大部分が個人営業で、SNSやインターネット上で顧客を募る。中国青年報が21日付で伝えた。
　中国教育部によると、中国で大学など高等教育機関の新卒者数が2023年度に1158万人に達する見通しだ。前年実績比で85万人増加する。前年に引き続き過去最高を更新する見込みだ。こうした中、就職が難しくなるとの焦りから、有料でもコンサルティングを受けたいと希望する学生が少なくない。
　コンサルティングの内容は就職活動のプランニングから、面接、履歴書の書き方の指導など。料金はSNSで客を募るあるコンサルタントの場合、「お試し」の1回が30分間で99人民元（約1937円）、1対1で90分間のコースが1回399人民元、3回で899人民元といった状況だ。
　コンサルティングについてはネット上で「料金が高すぎる」「信頼できるのか疑問だ」といった声も聞こえる。
　


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