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  ニュース     2023/05/31 13:06

中国:22年の平均賃金水準、IT関連がトップ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】国家統計局のデータを基に、中国新聞網が集計したところによれば、2022年の年間平均賃金水準が最も高い業種は、都市部の非私営単位(国有企業や行政機関など)、私営単位(民間企業など)のいずれにおいても、情報伝達、ソフトウエア・情報技術サービス業(以下、IT業種)だった。同紙が5月31日付で報じた。
 デジタル経済と情報技術の発展に伴い、IT業種の賃金水準と伸び率は高い水準を維持している形だ。オンライン学習やテレワーク、オンラインショッピングの需要拡大に後押しされる形で、IT業種の平均給与は22年に情報伝達業で前年比9.4%、ソフトウエア・情報技術サービス業で8.1%ずつ上昇した。都市部の非私営単位で22万418人民元(約432万円)、私営単位で12万3894人民元となっている。
 複数の省でも、IT業種が平均賃金のトップになった。例えば浙江省では、同平均年間賃金が非私営単位で28万人民元を超過し(28万7088人民元)、他業種を大幅に上回った。また重慶市でも都市部の非私営単位における19業種のうち、IT業種の平均年間賃金が16万6375人民元で最高。市平均の1.55倍となっている。
 IT業種に次いで、平均年間賃金が高いのは非私営単位、私営単位にかかわらず、金融業だった。非私営単位の同平均年間賃金は17万4341人民元となっている。一方、平均賃金の伸び率でみると、金融業がトップ。都市部の非民間単位、都市部の民間単位ともに15.6%増で推移した。なかでも広西チワン族自治区では非民間単位の金融業が16.6%の伸びを記録。全国平均を1.0ポイント上回り、同自治区では非私営単位、私営単位で唯一2ケタ上昇した業種となっている。金額ベースでは雲南が14万5501人民元(非私営単位)で最高だった。


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