【亜州ビジネス編集部】中国各地で連日の猛暑が続く中、暑さ対策グッズの販売額が前年同期の2倍に膨らんでいる。若者を中心に携帯扇風機やUVカットウェア、アームカバーなどが人気商品だ。中国新聞網が13日付けで伝えた。

　気象経済学では、「1度効果」と呼ばれる概念がある。気温が1℃変わると、商品の売れ行きが大きく変化するというものだ。実際、 7月以降、UVカットウェアなどの暑さ対策グッズの通販サイトなどでの売上高は前年同月比120％増と3ケタ増を記録。中でも300人民元以下の同グッズでは、162％増の伸びを示した。UVカットウェアとアームカバーで、ほぼ全身をUVから守って、街を歩く若者の姿は至るところでみることができる。

　今年は各国が猛暑に見舞われている。世界気象機関（WMO）の最新予報によると、6〜8月にかけてエルニーニョ現象が発生する可能性は約70％という水準。世界中で扇風機やエアコン、日焼けウエアなど、さまざまな暑さ対策品の販売が伸びている。


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