【亜州ビジネス編集部】中国はこれまでに世界で最多の充電インフラ・システムを構築している。業界団体の中国電動汽車充電基礎設施促進聯盟（EVCIPA）によれば、全国の各種充電パイル設置台数は2023年6月末時点で660万基を上回った。前年同期比で69.8％増加している。中国政府系メディアが24日付で報じた。
　今年1〜6月にかけて増設された充電パイル数は公共用が35万1000基、個人用が109万1000基。また充電インフラの増設数は144万2000基、新エネルギー自動車（NEV）の累計販売台数は374万7000台となり、増設台数：車両台数の比率は1：2.6だった。充電インフラ建設は基本的にNEVの急速な発展需要を満たしている状況だ。足元で国道沿線には充電サービスエリア5931カ所があり、2万9009カ所の充電駐車スペースがある。
　国家発展改革委員会などはこのほど、「自動車消費の促進に関する若干措置」を制定・提出した。それによると、郷・県、高速道路、住宅エリアにおける充電インフラ建設のシナリオを加速することを提案。インテリジェントな秩序ある充電とコネクテッドカーの相互作用にユーザーを導き、NEVと電力ネットワーク網の相互作用応用の試行モデル事業の展開を奨励する。引き続き引き続き電力交換インフラ関連基準の制定を推進。電力交換モデルの普及・応用を加速させ、NEVの使用環境を持続的に改善する。


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