中国のインターネットやSNS上で最近、30歳で会社を早期退職し、100万人民元（約1963万円）の資金を元に雲南省で資産運用による生活を始めた人物の体験談が注目を集めている。

　こうした経済的自立と早期退職を目標とするライフスタイルは「FIRE（Financial Independence, Retire Early」ムーブメントと呼ばれるものだ。同ムーブメントは「世界的な潮流だが、中国でも「FIRE」実現を目指す若者が10万人いるとされている。毎日経済新聞が3日付で伝えた。

　報道によると、この人物は大学院卒の学歴を持つ。投資ポートフォリオは100万人民元のうち84万人民元を金利3.5％の3年定期の預金とし、月に2450人民元の収入を確保。ほかに10万人民元を短期の資産運用、6万人民元をハイリスクの投資に充て、今年1月には合わせて6977人民元の収入を得た。生活費は家賃が800人民元、食費が約1000人民元といった水準だという。

　この人物のSNSはフォロワー数が10万人超、動画の再生回数は1000万回を超えた。


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