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  ニュース     2020/09/23 18:59

中国:コロナ治療「連花清瘟カプセル」、モーリシャスも販売許可 無料記事

 新型コロナウイルスの治療に効果があるとして、内外で中医薬(中国伝統医薬)の注目度が高まっている。医薬メーカーの石家荘以嶺薬業(002603/SZ)は21日、自社製「連花清瘟膠 (連花清瘟カプセル)」がモーリシャス共和国(インド洋のマスカレン諸島に位置)当局の「医薬登録証」を得たと発表した。自社の海外販売比率はそれほど高くないものの、今後の市場開拓に弾みがつくとの見方を示している。
 連花清瘟カプセルの海外医薬登録は13カ国に拡大した。既に以嶺薬業は、ブラジル、インドネシア、カナダ、モザンビーク、ルーマニア、タイ、エクアドル、シンガポール、ラオス、キルギスタン、フィリピン、クウェートの各国から「中医薬」「薬品」「植物薬」「天然健康製品」「食品添加剤」「現代植物薬」「天然薬品」などで登録済み。販売許可が下りている。
 今年に入り人気化した連花清瘟カプセルは、以嶺薬業が重症急性呼吸器症候群(SARS)の治療に開発したもの。主な中医学的な効果は「清熱解毒、宣肺泄熱」(解熱や解毒など)で軽症の新型コロナウイルス感染症患者に対する治療に効果があるという。国家衛生健康委員会・新型肺炎対策専門家委員会のトップを務める鐘南山・医師(専門:呼吸器疾患)は3月25日、「新型肺炎の患者284人に対し、同薬を投与したところ、回復率が91.5%に達した」などと報告した。
 医薬品はその特殊性から、他国で自由に取引することができず、他国への販売はすべて現地の法令に基づいた登録と販売許可が必要となる。米国では臨床試験を展開中だ。



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