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  ニュース     2020/01/20 18:59

中国:指標金利「LPR」据え置き、春節前の資金供給は継続 無料記事

 中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸し出しの新たな指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を4.15%に据え置いた。住宅ローン金利の指標となる5年物LPRについても、前月と同じ4.80%を維持している。ただ、春節連休(24〜30日)を前に人民銀は市場への流動性供給を継続。20日には、14日物リバースレポ取引を通じて2500億人民元(約4兆円)を供給した。
 20日は満期を迎える過去実施分のオペがないことから、差し引き2500億人民元すべてが市場に供給された格好。リバースレポ、中期流動性ファシリティ(MLF)を合わせた先週13日以降の累計供給規模は1兆3500億人民元に達する。人民銀は先週だけで正味9000億人民元を市場に供給しており、その規模は週間ベースで過去最高を記録した。
 企業の資金調達コストを引き下げるため、人民銀は2019年8月から事実上の貸出基準金利となるLPRの公表を開始(毎月20日に公表される)。従来のLPR算出方法を見直し、MLF金利に緩やかに連動するようにした。うち1年物LPRは“実質的な政策金利”とも呼ばれ、制度の見直し以降、8月、9月、11月の計3回引き下げられている。


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