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  ニュース     2020/06/26 18:59

中国:四川省成都が国産CPU活用、25年は産業規模500億元超え 無料記事

 四川省成都市は国産のCPU (中央処理装置) を活用したエレクトロニクス産業の成長戦略を導入する。成都市政府は23日、華為技術有限公司(Huawei)グループが開発したARMベース半導体チップ「鯤鵬(Kunpeng)」の普及に注力すると発表。同CPUを組み込んだ製品の生産地「鯤鵬計算産業生態圏」を構築すると宣言した。年間の生産額について、2022年の300億人民元、25年の500億人民元(約7560億円)以上を目指す。毎日経済新聞などが伝えた。
 清華同方、四方偉業、科来軟件などが鯤鵬の普及を支援する。開発者の華為だけでなく、中国電子技術標準化研究院、安謀科技中国(ARMチャイナ)などが協力を約束した。延べ床面積100万平米の産業団地を整備する。
 華為は鯤鵬チップのエコシステム拡大を急ぐ戦略。2019年7月23日、鯤鵬チップの普及を優先するために向こう5年で総額30億人民元を投じると発表した。鯤鵬チップ応用産業は、ソフトウエア、サーバーとパソコン、人工知能(AI)、アルゴリズム、ビッグデータ、ロボット・スマート装備の六大分野を網羅する。


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