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  ニュース     2021/01/07 19:00

中国:北京で55年ぶり低気温、7日早朝マイナス19.5度記録 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国各地が今冬最低の気温降下に見舞われている。首都の観測所「北京市観象台」(南郊観象台)では、寒波の到来を受けて7日午前6時にマイナス19.5度を記録。1969年2月24日のマイナス19.3度よりさらに低く、1966年2月以来、55年ぶりの低気温が観測されている。中国新聞網が7日付で伝えた。
 北京市、ハルビン市、長春市、瀋陽市、フフホト市、太原市、天津市、石家荘市、西安市、蘭州市、銀川市、西寧市、済南市、鄭州市、南京市の主要15エリアで今冬最低を更新している。うち太原市は今冬初めて氷点下20度を割り込んだ。
 午前7時の気温は、それぞれ北京市でマイナス19.1度、天津市でマイナス19.2度、フフホト市でマイナス29.7度、済南市でマイナス18.3度、石家荘市でマイナス12.3度、瀋陽市でマイナス21.6度などで推移した。
 ただ、北京市で観測された最低気温は、7日よりもさらに8度ほど低い。1966年2月、マイナス27.4度を記録したことがある。地球温暖化の影響が軽微な1950年代や1960年は、冬季に低気温が相次いだ。
 季節に応じた北京の寒暖差は激しい。北京の南郊観象台では、2010年7月5日に40.6度まで上昇。7月上旬として1951年以来、59年ぶりの猛暑を当時記録したこともある。


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