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  ニュース     2020/10/26 19:59

中国:第5回両岸半導体産業フォーラム、相乗効果を呼び掛け 無料記事

 第5回海峡両岸半導体産業(合肥)サミットフォーラムが23日安徽省合肥市で開かれた。中台間の密接な協力によって大きな相乗効果を生み出すべきとの提言が参加者より行われている。中国新聞網が23日報じた。
 中国工程院の外国籍院士、施敏通氏はオンラインを通じてフォーラムに参加。中国の半導体産業は近年拡大を続けており、中国は世界最大の半導体消費市場になったと現状を説明した。その上で、台湾は半導体分野で豊富な経験を持っており、両岸の半導体産業協力の前途は広大で、密接な協力によって大きな相乗効果を生むべきと呼び掛けた。
 中国集成電路産業発展諮詢委員会の委員で、中国半導体行業協会(CSIA)専門家委員会の厳暁浪氏は、中国半導体業界はハイエンド人材と技術の集積が必要と訴えている。実用型、複合型、ハイエンド型人材の育成メカニズムを形成し、イノベーション型人材と卓越したエンジニアを育成して、半導体産業を支える人材が継続的に供給される体制を確立すべきと語った。
 CSIAの于燮康・副理事長は、半導体産業は長江デルタ地域で比較的完成されたサプライチェーンを擁していると指摘。特に人材、技術、資金、市場の各分野で協力を深めて、同地域のさらなる発展を目指すべきと述べた。
 合肥市の王文松・副市長は、トップクラスの台湾企業を誘致して半導体産業を発展させた実績を紹介している。合肥の半導体企業は現在280社、就業人口は2万5000人に達した。中国新聞網は「中国で半導体産業の発展が最も速く、最も顕著な成果を挙げた都市の一つ」と評価している。



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