【亜州ビジネス編集部】中国のインターネット検索最大手、百度集団（バイドゥ：9888/HK）は19日、自動運転技術の商業化を加速する方針を打ち出した。同社が主導する自動運転技術開発プロジェクト「アポロ計画」開始から7周年を迎えた節目に、自動運転事業部門を率いる王雲鵬氏が従業員に向けた社内文書で言及した。21世紀経済報道が19日付で伝えた。
　百度は2013年に自動運転技術の研究に着手。これまでの約10年間で投入した研究開発費は1500億人民元（約3兆2055億円）を超えたものの、商業的な事業拡大にはまだ弾みがついていないのが現状だ。
　次のステップとして、王氏は百度が人工知能（AI）技術を用いて自動運転技術と商品を改良していくと表明。自動運転車の配車サービスを黒字化させるとともに、地図サービスを強化し、市場シェアを拡大するとの目標を示した。


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