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  ニュース     2024/03/22 14:32

四川省会東県がトリュフ産業の発展推進、世界生産量の2割占める 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】四川省南部、涼山イ族自治州の会東県は、地元特産の高級食材トリュフで産業振興を図っている。山間部に位置する同県はトリュフの年産量が約150トン。国内の約8割、世界の2割を占める規模だ。国是直通車が18日付で報じた。
 会東県で産出されるトリュフの99.9%は天然もの。同県は海抜や地形、土壌、湿潤な気候、日照状況などがトリュフの生育に適しているという。かつて、現地では「地下の黄金」と称されるトリュフの価値が理解されていなかった。地元の人々は見つけも家畜の餌にしていたという。その後、トリュフの研究・普及が進展。トリュフが世界三大珍味として名高い高級食材であると分かると価格は高騰に転じた。
 県内でトリュフの市場価格は一般的な品質の黒トリュフが1キログラム当たり100~500人民元(約2100~1万500円)、高品質のものが同500~1000人民元ほど。また、希少な白トリュフの高品質のものは最高5000人民元する。北京市や上海市など大都市で販売される場合、同県産黒トリュフの平均的価格は同3000人民元となっている。
 県当局はこれまで高品質トリュフの採取・販売の拡大、市場開拓、ブランド力向上に注力。加工の質向上、大手業者の育成なども産業発展の重点的な柱としている。



 


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