中国でこのところ、「鳳爪」と呼ばれる鶏の足（もみじ）の加工品価格が急騰したと話題になっている。毎日経済新聞が15日付で伝えた。

　湖北省武漢市内のスーパーマーケットで今月11日、同価格は種類により1キログラム当たり180人民元（約3880円）前後で推移した。加工品の大幅な値上がりについて、アナリストは「加工される鶏の足は輸入品が多い」と指摘した上で、「海外で鳥インフルエンザが流行し、輸入量が減少したことが影響した」との見方を示した。今年1～3月にかけて、冷凍された鶏の足輸入量は前年同期比30.97％減の10万700トンに縮小している。

　またこのほかにも、加工・販売業者が増えて材料需要が拡大したことも値上がりの要因に挙げた。今後、輸入量が増えても今年下半期中は鳳爪が高止まりする可能性があるとアナリストは指摘している。

　鳳爪は広東風や四川風、またレモン風味などさまざまな味付けがあり、中国で人気の食品となっている。



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