【亜州ビジネス編集部】中国の21世紀新自動車研究院などがこのほど発表した同国の女性の自動車購入に関する調査リポートによると、女性は男性に比べて購入予算が高く、新エネルギー自動車（NEV）、また、運転支援機能を搭載した車を好む傾向がみられる。21世紀経済報道が3月28日付で伝えた。
　リポートによると、中国では2014年以降、女性のドライバーが急速に増え、22年には1億6000万人となった。22年の同国内の自動車購入者に占めた女性の割合は34％。21～30歳の若い女性の割合は拡大しており、同年代の男性に比べて増加率が大きかった。
　女性の自動車購入予算の平均は22万5000人民元（約430万円）で、男性の21万1000人民元に比べて高い。また、20万人民元以上の自動車を購入したいと答えた女性の割合は44.5％で、男性の39.9％を上回った。
　このほか、女性は男性に比べてNEVを好む人が多く、特に2000年以降に生まれた若い世代ではNEV、ハイブリッド車を好む人が多い傾向がみられた。一方、1980年代に生まれた女性はガソリン車を好むことも分かった。
　また、25万～35万人民元の比較的高価格の自動車を選ぶ女性のうち30％が、車載のスマートシステムを重視すると回答した。スマートキーシステムや衝突回避などの運転支援機能が搭載されていることを望む人が多かった。


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