【亜州ビジネス編集部】中国の若者たちの間で「ドーパミン旅行」が人気だ。ドーパミン旅行とは、色鮮やかな景色や心躍るイベントなどを楽しむ旅行スタイル。好きなアーティストやアイドルのコンサートツアーを追いかけるなど、「推し活」と兼ねて旅行に出ることもドーパミン旅行に含まれるという。中国新聞網が22日付で伝えた。
　ドーパミン旅行の行き先として人気なのは、満州里の「套娃（マトリョーシカ）広場」、新疆の「藍色小鎮」、青島の「中国版チンクエ・テッレ」などだ。このほか、「推し」のアーティストやアイドルのツアーのために旅行する若者も多い。コンサート会場のある都市にとっては、大きな経済効果が期待でき、例えば広州はコンサート開催都市ランキングでトップとなった。
　また、博物館もドーパミン旅行の行き先として選ばれることが多い。従来のように、歴史を探求したり、さまざまな文化を理解したりするだけでなく、「奇抜な工芸品」を探すなど、一風変わったテーマを持って博物館を訪れることが若者の間でトレンドになっている。撮影した写真をSNSにアップし、友達と共有することもドーパミン旅行の楽しさの一部となる。


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