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  ニュース     2023/11/24 13:08

中国:マイコプラズマ肺炎なお増加、他疾患も拡大傾向 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国各地の病院で外来患者が急増している。子どもの患者が多く、9月ごろから感染拡大が始まったマイコプラズマ肺炎の患者増加が続いている状況だ。他の呼吸器系疾患も増加傾向にあり、マイコプラズマとの混合感染もみられるという。青島新聞網が伝えた。
 国家感染性疾病臨床医学研究センターの盧洪洲・主任によると、10月の国慶節連休後、受診者の呼吸器から検出された病原体はマイコプラズマが34.33%で最多。以下、A型インフルエンザが12.17%、B型インフルエンザが5.79%と続いた。このほか、アデノウイルスとRSウイルス(RSV)がそれぞれ2.76%、2.03%を占めたが、マイコプラズマと混合感染する可能性があり、その場合は重症化する恐れがあるという。
 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北京市疾病対策予防センターの11月初の発表で、同市小児病院の呼吸器系疾患の患者は1日当たり3500~3600人に上った。
 中国の報道では、インフルエンザとマイコプラズマ肺炎の患者が同時に増加。北京だけでなく、上海、広西、河南などの大病院でも、小児科の外来患者が急増し、1日に約1万人に上る病院もあるという。一部の病院は、新型コロナウイルス感染拡大の際のように仮設病棟を立ち上げ、患者を収容している。


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