春節（旧正月）連休が折り返しを迎えるなか、中国各地で17日、Uターンラッシュのピークを迎える見通しだ。今年の春節の帰省の足は、マイカーなどの自動車が圧倒的な主力。交通運輸部の李揚・副部長は、ピーク時の高速道路の通行量は、「春運」（春節前後40日間の特別旅客輸送態勢）の平均の2.75倍に当たる6520万台に上るとの見通しを明らかにした。中国政府系メディアが伝えた。
　李副部長は、渋滞が予想される区間での交通整理を強化するほか、サービスエリアでの仮設トイレ、スマートフォン充電設備の増設など、ピーク時の旅客量の急増に向けて準備を整えたことを付け加えた。
　また、湖北省などでは最近、昼夜の気温差が拡大。濃霧が多発し、視程（水平に見渡せる距離）が大きく低下している。Uターンラッシュのピーク時に交通事故の発生が予測されるため、湖北省交通運輸庁は24時間体制で監視を強化している。
　鉄道も長江デルタ地区などでUターン客が増加。中国鉄路上海局集団の責任者によれば、同地区からの出発旅客数は14日に245万人を数えた。同社は長江デルタ地区から南昌、長沙、広州などに向かう直通列車を100本増便している。


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