【亜州ビジネス編集部】28日発売予定の小米集団（シャオミ・コーポレーション：1810/HK）EVファーストモデル「SU7」に関し、ハイスペック版の小売値は30万人民元（約624万円）を超える見込みだ。華為技術（ファーウェイ）と賽力斯集団（SERES：601127/SH）が共同開発した高級EV「問界 M5（AITO M5）」を上回るという。小米自動車の販売関係者が語った内容として、科創板日報が13日付で伝えた。

　標準モデル「SU7」と高級モデル「SU7 Max」が投入される。ディーラーの各ショールームには25日に納車される予定だ。この日から消費者に披露し、28日から入店、試運転体験などが可能になるという。

　小米は12日、「SU7」を3月28日に正式発売すると予告した。発表にあわせて全国29都市、59店舗で予約受付を開始する。

　スマートフォン世界大手の小米は2021年3月末、EV事業への参入を正式に発表。初期投資額は100億人民元（約2080億円）に設定し、今後10年間で100億米ドル（約1兆4800億円）を追加投資するという戦略を立てた。これまでの報道によると、EVは北京汽車（BAICモーター：1958/HK）傘下企業が北京工場で生産する。


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