ニュース 2024/10/24 14:51
中国:オンライン診療でトラブル多発、医師の資質や診察内容を問題視
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国でオンライン診療サービスの利用が増える一方、診察する医師の資質や診察内容などを巡るトラブルも顕在化している。オンライン診療サービスは、利用者がサービス業者のサイトに登録した医師の診察を受けることができ、薬の処方を受けることも可能だ。ただ一部のサイトに対し、利用者から「誤診があった」「サイトで紹介されている医師の情報に誤りがあった」「処方薬を処方なしで購入できた」といった苦情が殺到している状況だ。工人日報が22日付で伝えた。
ある利用者は誤診が判明し、担当した医師が所属する病院に連絡すると、この医師は5年前に離職したと告げられたという。こうした問題を踏まえて、業界関係者は、サービスサイトの責任を明確化し、医療管理当局などによる監督・管理を厳しく行う必要があると指摘した。
中国が2018年に発表したネット診療管理規則では、診察する医師の条件を「就業資格を持ち、臨床経験が3年以上で、所属する医療機関の同意を得た者」としている。ただ実際には経験不足の医師が参加しているケースも少なくない。また、問題があって病院に問い合わせても、病院側は「医師によるネット診療と病院は無関係」として、仲裁を拒否されるケースもあるという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ある利用者は誤診が判明し、担当した医師が所属する病院に連絡すると、この医師は5年前に離職したと告げられたという。こうした問題を踏まえて、業界関係者は、サービスサイトの責任を明確化し、医療管理当局などによる監督・管理を厳しく行う必要があると指摘した。
中国が2018年に発表したネット診療管理規則では、診察する医師の条件を「就業資格を持ち、臨床経験が3年以上で、所属する医療機関の同意を得た者」としている。ただ実際には経験不足の医師が参加しているケースも少なくない。また、問題があって病院に問い合わせても、病院側は「医師によるネット診療と病院は無関係」として、仲裁を拒否されるケースもあるという。
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