【亜州ビジネス編集部】上海市浦東新区にある上海ディズニーランドではこのところ、健常者であるにもかかわらず、電動車いすで移動する若者グループが増加し、物議を醸している。「園内が広くて歩くのが大変」「アトラクションを座って待つことができる」といった理由で外部のリース業者から電動車いすをレンタルして園内に持ち込んでいるようだ。揚子晩報が11月27日付で伝えた。

　園内でのこうした電動車いすの利用は最近、SNS上でノウハウが公開され、真似する人が増えた。もっとも「子供連れだとぶつかったりしないか心配」「本当に使いたい人が使えなくなるのではないか」といった否定的な声も少なくない。

　報道によると、上海ディズニーランドが用意している車いすは1日のレンタル料が90人民元（約1870円）。貸し出す際には身体上の問題を示す証明書の提示を求めるという。

　一方、ある外部リース業者の料金は電動車いすのタイプによって1日当たり150～220人民元。利用者はネットで予約すれば指定の場所で受け取ることができる。上海ディズニーランドに車いすで入園するために必要な証明書を客に提供する業者もあるという。


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