ニュース 2019/03/15 14:54
中国:治安維持予算は国防費上回る23兆円、さらに「隠れ予算」も
政策・政治
中国の2019年治安維持予算は、国防予算を上回る1兆3900億人民元(約23兆円)に上るもようだ。さらに隠された予算もあるという。複数メディアが11日伝えた。
中国当局は治安維持予算を「公共安全支出」と呼ぶ。当局の発表によると、今年は1797億8000万人民元で、国防予算(1兆1900万人民元)の15%相当にとどまった。ただ一部メディアでは、「公共安全支出」は一般公共予算(23兆5244億人民元)の5.9%相当と試算している。
治安維持予算の使途は、警察や情報機関が使う人工知能(AI)、多次元監視システム、ビッグデータシステムの構築など。これらのシステムは、反体制派や人権派弁護士、労働運動指導者の24時間監視を可能にする。
さらに、中国当局が公表していない治安維持予算が存在するもよう。これには、北京だけで100万人近くに上るとされる民間の治安維持ボランティアに関連する費用や、少数民族の「再教育」施設、警備部門の維持などに必要な費用が含まれる。地方政府や企業が負担しているという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国当局は治安維持予算を「公共安全支出」と呼ぶ。当局の発表によると、今年は1797億8000万人民元で、国防予算(1兆1900万人民元)の15%相当にとどまった。ただ一部メディアでは、「公共安全支出」は一般公共予算(23兆5244億人民元)の5.9%相当と試算している。
治安維持予算の使途は、警察や情報機関が使う人工知能(AI)、多次元監視システム、ビッグデータシステムの構築など。これらのシステムは、反体制派や人権派弁護士、労働運動指導者の24時間監視を可能にする。
さらに、中国当局が公表していない治安維持予算が存在するもよう。これには、北京だけで100万人近くに上るとされる民間の治安維持ボランティアに関連する費用や、少数民族の「再教育」施設、警備部門の維持などに必要な費用が含まれる。地方政府や企業が負担しているという。
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