ニュース 2024/09/02 13:13
中国:深センでエムポックス感染拡大、大学病院の患者92人に
リスク管理・社会
中国広東省深セン市で2023年6月以降、ウイルス感染症のエムポックス(サル痘)の感染拡大が続いている。南方科技大学第二付属病院(深セン市第三人民病院)の臨床研究チームは、これまでに累計92人の患者を受け入れたことを明らかにした。複数の現地メディアが伝えた。
研究チームによれば、患者92人のうち95.7%が男性間の性行為で感染した。さらに、患者の62.2%は生殖器に病変があり、エムポックスは性交渉で感染するリスクが高いことが示された。
同病院が受け入れた92人は、同じ時期の広東省と深セン市の患者の30%、66%を占める。いずれも男性で、年齢の中央値は30歳。56.5%がエイズウイルス(HIV)にも感染していることが確認された。
研究チームによると、深センの患者92人はいずれも「クレード1」と呼ばれる系統の感染者。クレード1は症状が重く致死率は10.6%。クレード2は症状が軽く致死率は0.22%にとどまる。深センの患者は韓国、日本、ポルトガルの3カ所が感染源になったとみられている。
中国では2022年9月に初のエムポックス輸入感染例が確認され、23年6月には初の域内感染者が報告された。研究チームが北京市の感染者82人を調べたところ、ウイルスの遺伝子が東アジアや東南アジアとほぼ同じであることが確認されたという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
研究チームによれば、患者92人のうち95.7%が男性間の性行為で感染した。さらに、患者の62.2%は生殖器に病変があり、エムポックスは性交渉で感染するリスクが高いことが示された。
同病院が受け入れた92人は、同じ時期の広東省と深セン市の患者の30%、66%を占める。いずれも男性で、年齢の中央値は30歳。56.5%がエイズウイルス(HIV)にも感染していることが確認された。
研究チームによると、深センの患者92人はいずれも「クレード1」と呼ばれる系統の感染者。クレード1は症状が重く致死率は10.6%。クレード2は症状が軽く致死率は0.22%にとどまる。深センの患者は韓国、日本、ポルトガルの3カ所が感染源になったとみられている。
中国では2022年9月に初のエムポックス輸入感染例が確認され、23年6月には初の域内感染者が報告された。研究チームが北京市の感染者82人を調べたところ、ウイルスの遺伝子が東アジアや東南アジアとほぼ同じであることが確認されたという。
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