中国で自動車が普及するに伴い、中古車の売買も拡大。なかでもインターネットサイトの中古車販売は「実店舗の販売店よりも価格が安い」とのイメージがあるため、利用者が増えている。ただサイトでの売買には様々な制約があるほか、査定士によって価格が大きく違う。またローン金利が全般に高いこともあり、結果的に実店舗より高額になることもあるため、注意が必要だという。北京青年報が15日付で伝えた。
　中古車販売サイトで自動車を売り出す場合、「一定の価格を下回る場合には元の持ち主が売却を拒否できる」との条件が付く場合が多い。これは実質的に売値の下限が設定されていることを意味し、サイト側はこの下限をクリアしながら一定の利益を上乗せして販売せざるを得ない。また査定価格は査定士によってばらつきが大きく、経験が浅い場合には重要部品の欠陥などを見逃すリスクもある。
　中古車販売サイトが提供するローンは金利が全般に20％以上、高いものでは28％という場合もあり、利用すれば購入者が支払う総額は大きくなる。一部のサイトは少ない利益を増やそうと、ローン金利を高く設定しているという。



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