【亜州ビジネス編集部】中国の自動車メーカーが相次いで、2025年の販売目標を発表している。電気自動車（EV）などを生産する新興メーカーの一部は、「前年比倍増」など意欲的な目標を示した。澎湃新聞が伝えた。

　新興EVメーカーの蔚来汽車（NIO/NYSE、9866/HK）が発表した25年の販売目標は、前年比2倍の約44万4000台。24年にEV事業に参入した小米集団（シャオミ・コーポレーション：1810/HK）は、納車台数を約2.2倍の30万台に引き上げることを目指す。

　また、重慶長安汽車（200625/SZ）傘下の阿維塔は199％増の22万台、東風汽車集団（489/HK）傘下の嵐図汽車は133％増の20万台に目標を設定。このほか、浙江零ホウ科技（ジャージアン・リープモーター・テクノロジー：9863/HK）は70％以上増加の50万台超、吉利汽車（175/HK）傘下のZEEKRインテリジェント・テクノロジー（ZK/NYSE）は44％増の32万台としている。

　各メーカーが積極的な販売拡大を目指す中、業界内では今年、早い時期からメーカー間の値下げ競争が始まっている。1月9日までに、既に20以上のメーカーが値引きキャンペーンの実施を発表した。


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