ニュース 2019/04/10 18:48
中国:広西柳州名物「タニシスープ麺」、輸出拡大で材料生産者に恩恵
リスク管理・社会
広西チワン族自治区柳州市の名物料理として有名な「螺スー粉(ルオスーフェン、スー=虫へんに師)」の即席麺が海外に輸出され、売れ行きが好調だ。その恩恵は材料となるタニシやタケノコなどの生産者にも及んでいる。中国新聞網が9日伝えた。
「螺スー粉」は柳州市特産のタニシを煮込んで作った酸味と辛みの効いたスープに、米製麺「米粉」を入れたもの。発酵させたタケノコの漬物や落花生、キクラゲ、青菜などをトッピングして食べる。
市が専門店の出店や即席麺の増産による産業振興を促しており、国内の専門店は足元で8000店余り。即席麺は米国やカナダ、ドイツ、イタリアなどに輸出されている。
南寧税関は9日、17年に「螺スー粉」が初めて輸出されて以降、これまでに輸出検疫の合格量が89.7トン、金額ベースで34万5000米ドル(約3835万円)相当となったと発表した。現在、同市内で「螺スー粉」関連の輸出登録をしている業者は18社。輸出拡大によってタニシの需要が急増しており、同市水産畜産獣医局は養殖量が2020年に計3万トン、30年には5万トンを超えるとの予測している。
具材となるタケノコの漬物を生産するある業者は、「以前は年間生産量が数千斤(1斤=500グラム)だったが、今は数十万斤作っても足りない」とうれしい悲鳴を上げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
「螺スー粉」は柳州市特産のタニシを煮込んで作った酸味と辛みの効いたスープに、米製麺「米粉」を入れたもの。発酵させたタケノコの漬物や落花生、キクラゲ、青菜などをトッピングして食べる。
市が専門店の出店や即席麺の増産による産業振興を促しており、国内の専門店は足元で8000店余り。即席麺は米国やカナダ、ドイツ、イタリアなどに輸出されている。
南寧税関は9日、17年に「螺スー粉」が初めて輸出されて以降、これまでに輸出検疫の合格量が89.7トン、金額ベースで34万5000米ドル(約3835万円)相当となったと発表した。現在、同市内で「螺スー粉」関連の輸出登録をしている業者は18社。輸出拡大によってタニシの需要が急増しており、同市水産畜産獣医局は養殖量が2020年に計3万トン、30年には5万トンを超えるとの予測している。
具材となるタケノコの漬物を生産するある業者は、「以前は年間生産量が数千斤(1斤=500グラム)だったが、今は数十万斤作っても足りない」とうれしい悲鳴を上げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。