【亜州ビジネス編集部】湖南省張家界市で鍾乳洞の中に大量のゴミが不法投棄されているのが見つかり、現在撤去作業が進められている。これまでに計51トンものゴミが撤去された。中国政府系メディアが8日付で伝えた。

　これまでの調査で、ゴミは2010～16年に不法投棄された生活ゴミと判明している。ゴミの中からは、製造年月日が10年前のペットボトルや食品パッケージが大量に見つかっている状況だ。不法投棄を繰り返していたのは、近隣住民とみられている。

　カルスト地形の奇観で知られる張家界市には、数多くの鍾乳洞が分布する。大量のゴミの存在が明らかになって以降、市政府は近隣の鍾乳洞を一斉調査し、同様にゴミが投棄されていないか確認。これまでに環境違法事案として14件を立件した。


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