ニュース 2025/12/04 15:02 NEW!!
中国17省でインフル流行、外来陽性率45% 
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】中国で季節性インフルエンザが流行している。中国疾病予防管理センター(CCDC)が11月27日に公表したデータによると、全国の外来・救急におけるインフルエンザ様疾患の陽性率は45%近くに達した。中国国家流感センターの王大燕・主任は、17省が高いレベルの流行段階に入り、その他の省も中レベルの流行段階にあると指摘している。全国的な流行ピークは12月上旬~中旬に到来する可能性が大きいとの見方を示した。観察者網など複数メディアが伝えた。
流行の主流は「A型H3N2亜型」で、全体の95%以上を占める。北京市や上海市の小児病院では急患が殺到し、学校の休校措置も相次いでいる状況だ。山東省や河南省では、インフルエンザ脳症の危険性も警告されている。うち河南省では11月中旬、3歳男児が39.8度の高熱で「普通のかぜ」と診断された翌日に死亡し、検査の結果インフルエンザA型だったと判明した。
また、広東省人民医院では、インフルエンザ患者の約50%が子どもと青少年で、高齢者は重症化リスクが高いと指摘している。H3N2は抗原変異が速く免疫逃避が起きやすいほか、近年H1N1が主流だった影響で集団免疫が低下している。
小児科医は高熱、けいれん、嘔吐、意識低下などの症状があれば早期受診が必要とし、ワクチン未接種児の重症化が目立つと警告している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
流行の主流は「A型H3N2亜型」で、全体の95%以上を占める。北京市や上海市の小児病院では急患が殺到し、学校の休校措置も相次いでいる状況だ。山東省や河南省では、インフルエンザ脳症の危険性も警告されている。うち河南省では11月中旬、3歳男児が39.8度の高熱で「普通のかぜ」と診断された翌日に死亡し、検査の結果インフルエンザA型だったと判明した。
また、広東省人民医院では、インフルエンザ患者の約50%が子どもと青少年で、高齢者は重症化リスクが高いと指摘している。H3N2は抗原変異が速く免疫逃避が起きやすいほか、近年H1N1が主流だった影響で集団免疫が低下している。
小児科医は高熱、けいれん、嘔吐、意識低下などの症状があれば早期受診が必要とし、ワクチン未接種児の重症化が目立つと警告している。
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