【亜州ビジネス編集部】中国や香港、台湾、シンガポールで新型コロナウイルスの感染者が急増しているもようだ。中国広東省の疾病予防管理センターによると、4月の省内新規感染者は2万3188人で、3月の3548件から6倍強に増加した。香港衛生署・衛生防護中心（CHP）によると、直近4週間で計81人の成人の重症例が確認され、うち30人が死亡したという。現地メディアの格隆匯が16日付で伝えた。

　台湾の衛生当局によると、第19週（5月4～10日）の新型コロナウイルス外来患者数は9978人で、前週の5853人から4000人余り増加した。シンガポールでも新型コロナウイルス感染への注意喚起が行われ、衛生当局は5月、約1年ぶりに感染者数の最新情報を発表している。5月3日までの1週間で推定感染者数は1万4200人となり、前週比で28％増加した。


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