【亜州ビジネス編集部】華為技術有限公司（ファーウェイ）が2025年第2四半期、スマートウオッチの世界市場で初めて首位に立った。カウンターポイント・リサーチの統計によると、出荷台数は前年比53％増の720万台に上る。世界シェアは21％だ。IDCの統計では990万台のシェア20.2％で、特に中国市場では33.4％のシェアを占めたという。台湾・経済日報が16日報じた。

　華為は今年6月と9月に「Watch5シリーズ」と「Watch GT6シリーズ」を相次ぎ発表し、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広い製品を打ち出した。健康モニターや運動管理などの実用的な機能によって、子供から中高齢層までのニーズに対応している。スマートフォンの回復がスマートウオッチの販売にプラス効果を生んでいる。デバイス間で鴻蒙（ハーモニー）OSを共有することでシームレスな接続が実現し、ユーザーエクスペリエンスを向上させている。

　一方、これまで世界首位だったアップル（AAPL/NASDAQ）の「Apple Watch」は不振だ。カウンターポイントの統計によると、25年第2四半期の出荷台数は前年同期比3％減の580万台で、市場シェアは17％となった。


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