【亜州ビジネス編集部】湖南省チン州市の裁判所はこのほど、家庭用プリンターを使って偽札を印刷した3人の被告に対し、いずれも懲役10年の実刑判決を言い渡した。これまでに額面で30万人民元（約660万円）超を偽造していたという。中国政府系メディアが3日付で伝えた。

　中国では近年、電子決済が主要な支払い手段となり、現金を使う人が減少している。こうしたなか、偽札への警戒心が弱まっている状況だ。

　今回の事案では、首謀者の郭被告が知人を誘い、市内から数十キロ離れた山中で偽札を印刷。別のもう1人の知人に紙の調達などを命じていた。

　郭被告は購入した市販の家庭用プリンターを使い、100人民元紙幣を印刷。額面で総額30万人民元余りを印刷し、SNSなどを使って販売していた。


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