【亜州ビジネス編集部】広東省南部の珠海市で3日、中国製武器の常設展示館が新たにオープンした。総展示面積1万2400平方メートルの「中国兵器館（WEAPONRY HALL）」は、珠海国際航展センターの9～10号館に位置し、9月10日から一般公開を開始する。南方財経などが伝えた。

　国防科学技術の実力を誇示し、愛国主義精神を高揚させるための重要プラットフォームとして機能する。珠海国際航展センターにとって、隔年開催の中国国際航空宇宙博覧会（中国航空ショー）に続く展示プロジェクトとなった。

　館内では、歴史的価値と科学技術的価値が高い多数の国防装備を披露する。没入型のインタラクティブ軍事体験コースも多数用意した。先進的な展示・陳列技術を幅広く導入し、実景に基づいたシミュレーションやインタラクティブ体験などの機能をもたせる。先端テクノロジーとの融合を通じ、観客の参加感と没入感を強化する狙いだ。

　中国兵器館はまた、立地を活かして香港とマカオの青少年を対象に国際情勢教育と国防教育も展開。インタラクティブな解説とテーマ型の研修・学習活動を通じ、国防を愛し国に報いる情熱を喚起させるという。


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