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  ニュース     2025/08/27 13:52 NEW!!

中国のディスプレー生産能力シェア、28年に世界75%に 無料記事

【亜州ビジネス編集部】香港の市場調査会社、カウンターポイント・リサーチは最新のリポートで、中国のディスプレー生産能力の世界シェアについて、2023年の68%から28年には75%に上昇するとの予測を示した。この間、年間平均成長率4.0%で拡大が続くとみている。集微網が26日報じた。

 同じ期間で台湾は19→16%、韓国は9→8%にシェアが縮小する見通しだ。シャープ(6753/東証プライム)子会社の堺ディスプレイプロダクト(SDP、大阪府堺市)の10世代液晶パネル(LCD)工場と4.5世代有機EL(OLED)、ジャパンディスプレイ(JDI)の鳥取・茂原LCD工場と主要工場の閉鎖が相次いだ日本は4→1%に急低下し、業界での存在感がほぼなくなる見通しだ。

 応用先はLCDテレビとIT(情報技術)製品が73%と、28年段階でも引き続き主導的地位を占める。以下、LCDモバイル/IT製品が14%、有機EL(OLED)モバイル/IT製品が7%、有機ELテレビ/IT製品が4%との予測だ。

 中国最大手の京東方科技集団(BOEテクノロジー・グループ:200725/SZ)は、28年までの5年間の年平均成長率が1.6%にとどまる見通し。一方、中堅の天馬微電子(ティエンマ・マイクロエレクトロニクス:000050/SZ)が「TM18」と「TM19」の両工場の稼働によって年平均成長率20%を維持し、28年には世界シェアを3%に伸ばすとみている。


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