【亜州ビジネス編集部】上海市第六人民医院はこのほど、中国初となる舌下神経刺激装置の埋め込み手術に成功したと発表した。同装置はパルスジェネレータと呼ばれ、睡眠中に微弱な電気で舌下神経を刺激することで、気道閉塞を防ぐデバイス。閉塞性睡眠時無呼吸症候群（OSA）の新たな治療法として注目されている。中国政府系メディアが16日付で伝えた。

　病院関係者によると、術後に患者の症状は著しく改善し、睡眠の質が明確に向上したという。パルスジェネレータは外形はペースメーカーにも似ており、舌下神経に電気的な刺激を与え、喉の筋肉を収縮させる。

　睡眠時にイビキや無呼吸が起こるOSAの原因は、喉の筋肉が弛緩し、気道が狭くなったり、完全に閉塞したりすることだ。パルスジェネレータを埋め込むことで、イビキや無呼吸症候群の症状が軽減され、睡眠の質が向上することが期待されている。


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