【亜州ビジネス編集部】「人型ロボット」分野の求人が急増している。2025年1～5月の人型ロボット関連求人数は前年同期比で409％、求職者数は396％ずつも拡大した。人材募集は中核技術の開発要員に集中している。中国大手求人サイトの智聯招聘（zhaopin.com）が16日に報告した内容として、南方都市報などが伝えた。

　主な求人はアルゴリズムと機械構造設計で、アルゴリズム職は479％増（人数ベース）、機械構造設計職は239％増を記録している。求人の平均月給はアルゴリズム職が3万1512人民元（約63万5300円）、機械構造設計職が2万2264人民元に達した。経歴5年以上のアルゴリズム職は3万8489人民元にまで上昇し、複雑な運動制御や環境インタラクションを担う高度技術に高給が用意されている。

　ただ、新人でも月給十数万人民元という人型ロボット人材争奪戦の過熱を危ぐする声も一部で聞かれた。企業側は「過度に高い報酬は持続できない」と訴え、費用対効果のバランス化を模索している。


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