ニュース 2025/06/04 13:19
「セカスト」香港1号店が盛況、新世紀広場で入店待ち行列 
台湾・香港 日系企業
星島日報によると、香港人の間では中古品を「二流」と見る向きも根強いが、一方でリサイクルを重視する価値観も一般化しつつある。中古品の買取・販売を専門とする大型チェーン店は香港ではまだ少なく、セカンドストリートはその市場の空白を埋める存在として成功を収めている格好だ。
店内には衣料品やシューズ、アクセサリー、バッグなど各種のリユース品が並び、販売価格は定価の3~7割という水準。エコ意識の高い消費者や「宝さがし」感覚の消費者の心をつかんでいる。
買取の需要も高く、なかにはスーツケース5個を引いて来店する客もいるという。買取商品の数によっては、査定結果が出るまでに7~8時間待つケースもあるようだ。店員によると、香港の顧客は持ち込む商品の量が他地域に比べて圧倒的に多い状況で、現時点では1日当たりの買取サービス提供数を30組に限定している。
ただ報道によると、買取価格に関しては一部で不満の声も聞かれるという。ある学生の利用客は、定価600香港ドルのタグ付き未使用のブランドジーンズの買取価格が「たったの50香港ドル(約920円)だった」と嘆く。こうした声に対して店員は、買取価格は香港と日本の中古市場の相場を参考にしており、商品の状態によっても価格に差が出ると説明した。
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