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  ニュース     2026/01/22 13:23 NEW!!

中国:「6G技術」試験の第2段階突入、インフラ先行整備へ 無料記事

【亜州ビジネス編集部】工業情報化部の張雲明・副部長は20日の記者会見で、中国が第6世代(6G)移動通信の研究開発の第1段階技術試験を終え、300項目を超えるコア技術の蓄積を形成したと発表した。既に第2段階の技術試験を開始している。「6G時代」を見据えた産業エコシステムの先行的な整備・育成を推進していく方針とした。香港メディアの明報が22日付で伝えた。

 同部・情報通信発展司の謝存・司長によると、中国における情報インフラ整備では「適度な先行投資」が重要とみなされてきた。中国は既に世界最大規模かつ先進的な情報インフラを構築しており、5G基地局は483万8000カ所に達している。国内全ての郷鎮、および行政村の95%で5Gが利用可能となっているほか、5G-Advanced(5.5G)ネットワークも330都市以上に広がっている。

 また、光ファイバー・ブロードバンドでは、10G-PONポート数が3162万件に達し、全国の3分の2の都市が「ギガビット都市」の基準を満たした。さらに一部の都市では「10ギガ光ネットワーク」の実証事業も進められている。

 工業情報化部は近年、情報インフラの多層的な活用促進にも注力。消費者分野では、5G契約が12億件を超え、全携帯電話ユーザーの6割以上を占めた。25年12月時点で、1人当たりの月間平均データ通信量は23ギガバイト(GB)に達している。また、ギガビット・ブロードバンド契約は2億4000万件に上り、全ブロードバンドユーザーの34.5%を占めた。

 産業分野では、「5G+産業インターネット」関連プロジェクトが2万3000件を超えた。生産プロセスが完全に自動化された「ダークファクトリー」のほか、「無人鉱山」「スマート港湾」など新たなモデルが着実に拡大し、従来型産業の高度化を後押ししている。

 なお、張副部長によると、中国のデジタル産業の売上高は2025年末時点で約38兆3000億人民元(約872兆円)に達し、第13次五カ年計画(2016~20年)末との比較で39.5%増加した。利益総額は3兆1000億人民元で、同48.4%増加している。


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