【亜州ビジネス編集部】「低空経済」の拡大が期待される中国で、ドローン関連資格の取得ブームが起きている。ただ、求人と求職の伸びに大きな差があり、一部では「資格バブル」を懸念する声も上がっているという。中国新聞周刊が8日付で伝えた。

　このほどある試験センターで実施されたドローン関連の資格試験には、1000人を超える受験者が集まった。従来は公安、消防などの受験者が多かったが、最近では学生が半数以上を占めるという。

　新たに資格を取得し、ドローン関連の仕事を求める人の数が求人数を大幅に上回るペースで増加している。人材会社の智聯招聘によると、ドローンエンジニア求人数は2025年2月に前年比で39.9％増加。これに対し、求職者数は同287.3％の伸びを示した。資格は「入場券」に過ぎず、ドローンを飛ばせるだけでは職に就けないとの指摘もある。


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