ニュース 2026/01/09 13:29 NEW!!
中国コーヒー市場競争が激化、瑞幸など民族ブランドが主導権握る 
経済・統計

瑞幸は2019年前後に「デリバリー×デジタル注文」で市場に参入し、低価格と利便性で業界の秩序を塗り替えた。太平洋証券によると、中国人の年間コーヒー消費量は2016年の6杯から2024年には22杯へ増加し、特に地方都市での伸びが顕著だ。国内チェーンは低価格と高速提供、広範な出店網を武器に下沈市場(地方・農村)で優位に立つ。瑞幸は店舗数が3万店に迫り、庫迪や「●(手偏に那)瓦コーヒー(NOWWA coffee:ノーワコーヒー)」なども1万店規模に達する一方、スターバックスは約8000店にとどまる状況だ。
価格競争も激化。全国コーヒー飲料の月間平均消費額は23年9月の41人民元から25年9月には26人民元に低下。15人民元以下の店舗比率は29.8%から36.9%に上昇した。単価は一部で5人民元以下、出前プラットフォームでは2.9人民元と3.00人民元を切るメニューも登場し、消費者の価格認識を大きく変えている。
中価格帯(16~25人民元)は「真空地帯」となり、消費者はより安価な瑞幸、庫迪か、あるいは高価格帯のプレミアムコーヒーを選ぶ傾向が強まっている。ブランドはコスト上昇や同質化、忠誠度(ロイヤリティ)の低下、外部プレーヤーの参入など複合的な圧力に直面し、手ごろな価格のサブブランド、小型店モデル、スマート設備の導入などで効率化を進めている。
ビジネスモデルの違いも鮮明だ。瑞幸は一・二線都市で直営を展開し、下沈市場ではフランチャイズを開放して浸透を加速。規模調達と自社焙煎工場で粗利益率を63.8%まで高めた。庫迪は「店中店(インストア型モデル)」方式で薬局や市場にも小型店を出し、初期投資を抑える。スターバックスは博裕投資との合弁で中小都市の開拓を強化し、供給網とデジタル改革で効率化を図る構えだ。
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