ニュース 2026/03/23 15:33 NEW!!
アリババ3Qは67%減益、今後5年でクラウド・AI収入1000億ドル突破へ 
産業・企業

売上高、調整後利益ともに市場予想を下回った。フードデリバリーも含む即時小売(オンデマンド・リテール)市場では競争が激化しており、各社が割引キャンペーンを実施するなどして販促費がかさんでいる。アリババの販売費も25%増と大幅に膨らんだ。即時小売サービスの強化やユーザー体験向上に向けた投資、技術関連の投資が利益を圧迫するなか、営業利益は74%減少した。
部門別では、主力の中国電商集団(チャイナEコマース・グループ)が6%増収ながら、EBITA(利払い・税引き・一部償却前利益)は43%減少。同部門には、ECの「淘宝網(タオバオ)」「天猫(Tモール)」のほか、即時小売の「淘宝閃購(タオバオシャンゴウ)」が含まれる。フードデリバリーの「餓了麼(ウーラマ)」については、期中にブランド名を「淘宝閃購」に統一。ブランド一本化とリソース集中により、配送効率とユーザー体験の向上を目指している。
一方、海外EC事業の国際数字商業集団(インターナショナル・デジタル・コマース・グループ)は4%増収、LBITA(利払い・税引き・一部償却前損失)が縮小。越境EC「即売通(アリエクスプレス)」の運営効率が上昇した。また、阿里雲(アリババクラウド)を含む雲智能集団(クラウド・インテリジェンス・グループ)は36%増収、EBITAが25%増。人工知能(AI)関連製品の採用が拡大するなか、パブリッククラウド事業の売上高が増加している。うちAI関連製品の売上高は10四半期連続で3ケタの伸びを示した。
その他部門は25%減収、LBITAが拡大。同部門には、宅配スーパーの「盒馬(フーマー)」、物流の「菜鳥集団(ツァイニャオ・スマート・ロジスティクス)」、地図アプリの「高徳地図(Aマップ)」、消費者向けAIアシスタント「千問(Qwen)」などが含まれる。なお、同社は第1四半期(25年4~6月)決算から4事業グループ体制での業績発表を行っている(従来は6事業グループ体制)。
4~12月期の業績は、売上高が前年比3%増の7802億9000万人民元、純利益が31%減の804億2800万人民元(希薄化後EPS:4.18人民元)だった。
19日付の香港紙・信報によると、呉泳銘(エディ・ウー)最高経営責任者(CEO)はアナリスト会議で、アリババクラウドの外部商業化収入が26年度の2月末時点で1000億人民元を突破したと述べた。今後5年間でMaaS(モデル・アズ・ア・サービス)を含むクラウドおよびAIの商業化収入を1000億米ドル以上に引き上げる計画としている。
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