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  ニュース     2019/07/18 08:53

中国:QFII廃止も検討、投資規制の緩和継続へ 無料記事

 域外の機関投資家に国内証券への投資を認める「適格海外機関投資家(QFII)」制度について、中国政府は投資枠規制の見直しを進める方針だ。国家外貨管理局・国際収支司の王春英司長が18日の記者会見で明らかにしたもの。投資枠を一段と拡大する方針で、投資枠を廃止する可能性にも言及している。

 王司長によると、投資枠だけでなく、投資対象も引き続き広げていく構え。これらの規制緩和を続けることで、海外からの資金を呼び込む。

 国家外貨管理局は今年1月、QFIIの投資枠を3000億米ドル(約32兆円)に引き上げると発表。従来の投資枠(1500億米ドル)から2倍に拡大した。前回の引き上げは2013年7月で、その際は800億→1500億米ドルに引き上げられていた。

 02年に導入されたQFII制度は、当初40億米ドルの投資枠でスタート。その後、徐々に投資枠が拡大されると同時に、海外送金制限の廃止(18年6月)など規制の緩和が進められてきた。19年6月28日の時点で、QFII資格を持つ海外の機関投資家は290社。これら機関投資家に、合計で1069億9600万米ドルの投資枠が付与されている。


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