ニュース 2020/05/14 18:59
フォーブス企業番付、中国工商銀が8年連続の世界首位に
経済・統計
米経済誌フォーブスが13日発表した2020年版「世界の有力企業2000社ランキング(グローバル2000)」で、中国工商銀行が8年連続の首位に輝いた。このほか中国企業では、中国建設銀行、中国農業銀行、中国平安保険、中国銀行の4社がトップ10にランクイン。トップ10入りした中国企業は計5社と、米国の4社を上回り引き続き最多を占めている。
フォーブスが毎年発表する同ランキングは、上場企業の売上高、利益、保有資産、時価総額の加重平均から割り出したスコアに基づいて作成される。今年の2〜10位は順に、JPモルガン・チェース、建設銀、バークシャー・ハサウェイ、農業銀、サウジアラムコ、平安保険、バンク・オブ・アメリカ、アップル、中国銀。金融業が目立ち、中国では4大国有銀行すべてと平安保険が前年に続きトップ10に入っている。また、19年12月に株式上場したサウジアラムコは初のランクインとなった。
金融以外では、ハイテク・IT企業の躍進が目立つ。中国企業では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング)が59→31位、騰訊HD(テンセント・ホールディングス)が74→50位にランクアップした。うちアリババは19年11月、香港マーケットに重複上場を果たしている。また、新型コロナウイルス流行を背景に、テレワーク関連のズーム、スラックの米国2社もランクイン(両社ともに19年に上場)。順位はそれぞれ1601位、1990位だった。
国別では、米国企業が588社(前年比13社増)でトップだった。2位の中国・香港は324社(同15社増)、3位の日本は217社(同6社減)。日本企業で最も順位が高かったのはトヨタで、15→11位にランクアップしている。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて金融市場がボラティリティを増す中、上場企業の時価総額には総じてマイナスの影響が出た。リスト入りした企業の時価総額は計54兆3000億米ドル(約5805兆円)と、前年比で4.4%減少している。このほか、売上高は2.7%増の42兆3000億米ドル、利益総額は2.9%減の3兆3000億米ドル、保有資産総額は7.9%増の201兆4000億米ドルだった。
フォーブスが03年に初めて発表した「グローバル2000」と現在のランキングを比較すると、その顔ぶれは大きく変化し、中国企業のプレゼンスが増している。第1回でランキング入りした中国・香港企業はわずか43社だった(米国企業は776社)。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
フォーブスが毎年発表する同ランキングは、上場企業の売上高、利益、保有資産、時価総額の加重平均から割り出したスコアに基づいて作成される。今年の2〜10位は順に、JPモルガン・チェース、建設銀、バークシャー・ハサウェイ、農業銀、サウジアラムコ、平安保険、バンク・オブ・アメリカ、アップル、中国銀。金融業が目立ち、中国では4大国有銀行すべてと平安保険が前年に続きトップ10に入っている。また、19年12月に株式上場したサウジアラムコは初のランクインとなった。
金融以外では、ハイテク・IT企業の躍進が目立つ。中国企業では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング)が59→31位、騰訊HD(テンセント・ホールディングス)が74→50位にランクアップした。うちアリババは19年11月、香港マーケットに重複上場を果たしている。また、新型コロナウイルス流行を背景に、テレワーク関連のズーム、スラックの米国2社もランクイン(両社ともに19年に上場)。順位はそれぞれ1601位、1990位だった。
国別では、米国企業が588社(前年比13社増)でトップだった。2位の中国・香港は324社(同15社増)、3位の日本は217社(同6社減)。日本企業で最も順位が高かったのはトヨタで、15→11位にランクアップしている。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて金融市場がボラティリティを増す中、上場企業の時価総額には総じてマイナスの影響が出た。リスト入りした企業の時価総額は計54兆3000億米ドル(約5805兆円)と、前年比で4.4%減少している。このほか、売上高は2.7%増の42兆3000億米ドル、利益総額は2.9%減の3兆3000億米ドル、保有資産総額は7.9%増の201兆4000億米ドルだった。
フォーブスが03年に初めて発表した「グローバル2000」と現在のランキングを比較すると、その顔ぶれは大きく変化し、中国企業のプレゼンスが増している。第1回でランキング入りした中国・香港企業はわずか43社だった(米国企業は776社)。
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