ニュース 2020/08/26 18:59
中国:台風8号が遼寧上陸へ、日本総領事館も注意呼びかけ
リスク管理・社会
台風8号(バービー)は22日に台湾東方の東シナ海で発生後、北上を続けており、27日に遼寧省に上陸する見通しだ。気象情報サイトの中国天気網によると、台風8号は遼寧省に上陸する台風としては1949年の建国以来、最大となる見込み。26日から山東半島と東北地区で風雨が強まる見通しで、上陸後は大きな被害をもたらす可能性があるという。
遼寧省瀋陽市駐在の日本総領事館は25日、台風8号が26日から28日にかけて東北地区に接近または上陸するため、沿岸地域で大雨や強風の恐れがあるとして注意を呼びかけた。
瀋陽市では24日、今夏最大の雨が降り、平均雨量は86.9ミリに達した。省内の中小河川が増水し、同日午後2時の時点でダム6カ所が放流を行っている。雨は25日にいったんやんだが、台風8号の上陸で再び大雨になる恐れがある。
中国北方地区に上陸した台風は、寒気とぶつかることで激しい雨が降りやすい。2019年の台風9号(レキマー)は、山東、河北、遼寧、吉林、黒竜江の各地に豪雨をもたらし、1402万4000人が被災して57人が死亡した。
台風8号は日本時間の15時、北緯33度30分33.5度、東経124度20分でチェジュ島の西約200kmを時速20キロメートルで北上中。中心部の気圧は950ヘクトパスカルにまで成長した。最大瞬間風速は秒速60メートル、中心付近は秒速45メートルの強風が吹いている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
遼寧省瀋陽市駐在の日本総領事館は25日、台風8号が26日から28日にかけて東北地区に接近または上陸するため、沿岸地域で大雨や強風の恐れがあるとして注意を呼びかけた。
瀋陽市では24日、今夏最大の雨が降り、平均雨量は86.9ミリに達した。省内の中小河川が増水し、同日午後2時の時点でダム6カ所が放流を行っている。雨は25日にいったんやんだが、台風8号の上陸で再び大雨になる恐れがある。
中国北方地区に上陸した台風は、寒気とぶつかることで激しい雨が降りやすい。2019年の台風9号(レキマー)は、山東、河北、遼寧、吉林、黒竜江の各地に豪雨をもたらし、1402万4000人が被災して57人が死亡した。
台風8号は日本時間の15時、北緯33度30分33.5度、東経124度20分でチェジュ島の西約200kmを時速20キロメートルで北上中。中心部の気圧は950ヘクトパスカルにまで成長した。最大瞬間風速は秒速60メートル、中心付近は秒速45メートルの強風が吹いている。
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