【亜州ビジネス編集部】三菱電機（6503/東証1部）は15日、三菱商標を不正に付したFA製品を製造・販売していた広東省広州市内の模倣業者3社(広州菱カ自動化設備有限公司、広州龍彦自動化科技有限公司、広州欧業自動化科技有限公司）に対し、商標権を侵害するとして現地で起こした裁判の上訴審で、2018年11月の第1審に続き、自社の勝訴が確定したと報告した。
　広東省広州知識産権法院が20年7月31日付で三菱電機の請求内容を支持。被告の3社およびその経営者に対し、損害賠償金266万人民元（約4100万円）の支払い、権利侵害行為に関する謝罪声明などを命じた。
　倣業者は12年頃からシーケンサ、ACサーボ、インバーターなど三菱電機のFA製品の模倣品を製造・販売。その経営者・従業員は刑事訴訟において16年5月に有罪判決を受け、模倣品および製造設備の破棄などが命じられている。


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