ニュース 2021/01/07 19:41
中国半導体産業への20年資金注入、前年比3倍の3.2兆円規模
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国は半導体産業に膨大な資金を注ぎ込んでいる。捜狐網の2日報道によると、中央政府や各企業によって半導体産業に注入された資金額は、2020年通年で2000億人民元(約3兆2000億円)規模に膨らんだ。19年(約700億人民元)の3倍近くに伸びている。うち国策半導体産業振興ファンド「国家集成電路産業投資基金二期(大基金ニ期)」の出資額は約300億人民元に達した。
2000億人民元では「焼け石に水」程度という印象が持たれるかもしれないと前置きしつつ、同記事は「中国の半導体産業に対する年間投資額は、米国の1000倍規模に上る」という米国の研究センター主任の発言を引用。潤沢な資金を後ろ盾とした大型投資が相次いでいると説明した。
その上で、設計と製造の分離傾向がさらに進む中、中国の半導体生産業界が軌道に乗れば、外国勢力に成長を抑えられている現状が変革できると指摘。将来は逆に中国が競合の消長を左右する影響力を確立するとの見方も示した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
2000億人民元では「焼け石に水」程度という印象が持たれるかもしれないと前置きしつつ、同記事は「中国の半導体産業に対する年間投資額は、米国の1000倍規模に上る」という米国の研究センター主任の発言を引用。潤沢な資金を後ろ盾とした大型投資が相次いでいると説明した。
その上で、設計と製造の分離傾向がさらに進む中、中国の半導体生産業界が軌道に乗れば、外国勢力に成長を抑えられている現状が変革できると指摘。将来は逆に中国が競合の消長を左右する影響力を確立するとの見方も示した。
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